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Author:鳥吉-Toriyoshi-
【自己紹介】 現役バリバリの工大生です。 ・【趣味】は、TVで野球観戦、古本屋での立ち読み、写真撮り、モノ書きの真似事 ・【好きなもの】は、塩分の多そうなもの(例:塩辛)、甘いもの ・【嫌いなものは】、熱くて、辛いもの(例:カレー)、苦いもの ・【好きな小説】は、「空の境界」、「老人と海」、「ホームズシリーズ」 ・【好きな作家さん】は、奈須きのこ、ヘミングウェイ、コナン・ドイル、星新一 ・【好きな漫画】は、「トライガン」、「ブリーチ」、「うしおととら」、 ・【好きなジャンル】は、アクションファンタジー、伝奇小説 ・【好きな歌手】は、「CHAGE&ASKA」、「doa」、「Mr.Children」、「福山雅治」、「Gackt」 ・【好きな神話】は、北欧神話。(何気に私の小説に出そうかなと、思案中・・・。)
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初心者ですが、空想妄想その他もろもろを働かせて必死に書いていますので、よろしかったら見てやってください。
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chapter.57『Wizard and Dog』
冷めた夜風が、体を掠めていく。
能力発動の影響で若干痛みのある右手の親指と人差し指を摩りながら、ルイスは路上をただ一人歩いていた。
先ほどまで死人で溢れ、地獄絵図と化していた路地はすっかり落ち着きを取り戻し、いつもどおりの夜の姿を見せていた。それがかえって不気味にも見えなくもないが。
かつん・・・かつん・・・かつん・・・
ふと、ルイスは足を止め、頭上を照らす月を眺めた。そして、誰もいないはずの空間に言葉をかけた。
「・・・・・やはりあなたでしたか。死人の数が予想していたよりも少なかったのでおかしいと思っていましたが」
ルイスの言葉は、小さく響き、消えていく。ただの独り言のようにも聞こえるが、その表情には笑みが浮かんでいた。
「・・・・・っち。気付いていたのか」
すっと、電信柱の影から黒いローブの男が姿を現した。黒い3つ目の犬を連れて。
「でも、助かりましたよ、番犬さん。あなたのおかげで、私の大切な仲間が殺されずにすみましたから。」
「・・・別に・・・。そもそも大切だと思っているんなら、あの女が必死に戦っている様子を眺めずにすぐに助けにいけよ。ギリギリまで傍観しておいてよく言うよ」
ぶっきらぼうな返事をして、男はそっぽを向く。その方向には、大量の死人が山を成していたそして、その様子を黒い犬は、その死人をよだれをダラダラと垂らしながら見上げている。路地をせき止めるダムのように道を封鎖するそれはとつてもない異臭を漂よわせているが黒犬には、食欲をそそる香りらしい。
「まぁ・・・犬の餌にはもってこいだったから・・・ちょうどいいさ。」
*
「それで、全ては解決したのか?魔術師」
「ええ。ほぼ解決しましたよ。あとは・・・神耶の結果報告を待つだけです。」
『神耶』という言葉に、番犬屋は眉をひそめる。 「神耶か・・・。あのブラックボックスが動いているとはな・・・正直意外だ・・」 「いえいえ。私としては・・・任務以外の目的で動いているあなたのほうが珍しいと思いますよ?」
番犬屋。その名のとおり、依頼者を守る番犬として生きるボディガードのことだ。だが、彼らが守るのはもっぱら人間相手からではなく、妖魔などの人外の生物から依頼者を守るのが仕事である。そのため、今回のような騒動にも十分対応できる能力を身に着けている。よって、依頼者をどんなことがあっても守ろうとする番犬屋と、人外の集団とも言われる魔術師とは、よくぶつかり合い、争いの耐えない関係にあった。 だから。今回のように魔術師の手助けともとれる行動は番犬屋にあるまじき姿なのだ。
ましてや、4ヶ月前にも、小規模な戦闘を繰り広げた関係なら尚更・・・。
「仕方ないだろ・・・・これも依頼の範囲内なんだ・・・。俺としては、あんたらに係わり合いたくなかったが・・・」
「依頼・・・あぁ!そういうことですか。・・・くくく。しかし大変ですね、あの子の護衛なんて」
ルイスは何かに感づいたように苦笑を浮かべた。
「・・・別に。あいつの親も随分な過保護っぷりとは思うが、あれだけの力を持っているんだ。心配しないほうがどうかしてる・・・。それにあいつといると、割と楽しいからな」
「まぁ、面白いという意味では私も同感ですけどね。・・・・普天一馬。東北の元大貴族のご子息ですからね。こんな敵地とも言える地方にたった一人でノコノコとやってくるわけはないか・・」
「ああ。とりあえず、あんたの息のかかったところにいるのならば不安ではあるが安全であるとも言える。今回のところはあんたに頼ろう。・・・俺もこの死人の山を片付けた後に帰らせてもらう」
「ええ、わかりました。それじゃ、今後ともよろしくお願いしますね、番犬さん」
番犬と呼ばれる男は、ルイスの言葉に眉をひそめ、明らかに嫌そうな顔をした。
「・・・そうだ。前から言おうと思っていたんだが、俺のことを番犬というのをやめてくれないか?あまり好きじゃないんだ、それ」
「そうですか?なかなかかっこいいと思いますけどねぇ・・・・ならば、名前で呼ばせてもらいますよ、富士倉拓也くん?」
「・・・・・・今度はフルネームの上に『君』付けかよ・・・・」
はぁ、と頭を抱え、絶対嫌がらせで言っているなと感づきながらも、男はその呼び方に肯定した。
「・・・・それじゃな、オカマ魔術師。また会う夜まで」
「ええ。それでは失礼」
ルイスは軽く微笑みを残すと、塀を飛び越え、去っていった。
拓也はルイスが去っていった後を眺めた後、黒犬に一言命令を下し、自分も去っていった。
「・・・・・全て食え」
黒犬は嬉しそうに目を輝かせながら、山にかじりつくのであった。
<続く>
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
説明不足だったので追記。
富士倉拓也の正体は、番犬屋。簡単に言えばボディガード。
普天一馬の親族に内密に一馬を護衛するように命じられていた。
二人の出会いに関しては偶然だったが。
かなり強いのですが、今回は都合上、その戦闘方法等は明かせません・・・
魔術師とは仕事上の都合で関係は悪いですが、依頼ならば魔術師を護衛するときもあります。
めんどくさい職業ですね・・・まじで。
2008/05/26 (月) / 10:17
Nameless-Wizard Chapter.56 「HEAVENS-GATE」 /
HOME / Nameless-Wizard Chapter.58 「Delight」
コメント
銀蛇さんへ>>
お返事遅くなりました・・
休止というのは、とても悲しいですが、夢の実現目指してがんばってください!応援してます!
2008/05/28(Wed) 00:54:11
拓也生きてた!!!
しかも強い奴だったのですね
そしてルイスさん、指でぷちっとつぶす……
エグイですな;;;
件名のとおりです。
また気分転換がてらお邪魔します。
そのときはよろしくお願いしますね。
休止明けにまたブログでお会いできるのを楽しみに投稿活動に励もうかと。
2008/05/26(Mon) 20:40:13
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