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Author:鳥吉-Toriyoshi-
【自己紹介】 現役バリバリの工大生です。 ・【趣味】は、TVで野球観戦、古本屋での立ち読み、写真撮り、モノ書きの真似事 ・【好きなもの】は、塩分の多そうなもの(例:塩辛)、甘いもの ・【嫌いなものは】、熱くて、辛いもの(例:カレー)、苦いもの ・【好きな小説】は、「空の境界」、「老人と海」、「ホームズシリーズ」 ・【好きな作家さん】は、奈須きのこ、ヘミングウェイ、コナン・ドイル、星新一 ・【好きな漫画】は、「トライガン」、「ブリーチ」、「うしおととら」、 ・【好きなジャンル】は、アクションファンタジー、伝奇小説 ・【好きな歌手】は、「CHAGE&ASKA」、「doa」、「Mr.Children」、「福山雅治」、「Gackt」 ・【好きな神話】は、北欧神話。(何気に私の小説に出そうかなと、思案中・・・。)
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初心者ですが、空想妄想その他もろもろを働かせて必死に書いていますので、よろしかったら見てやってください。
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chapter.36 「A quiet opening」
夏樹の体めがけて、死人がその腕を振るう姿が見えた。そのとき、夏樹の姿はまだそこにあり、明らかに相手の予想外の行動に戸惑って、体が硬直しているようだった。
「危ない!」
叫びながら、僕は、慌てて夏樹の下へ駆け寄ろうとした。
・・・いや、実際はやってる暇すらもなかったのだが。
夏樹の体は半分に割け、生々しい頭部が落下していく映像が目の前で流れた。そう思っていたのに。気づいたときには、その犠牲者となっていたのは死人本人で、夏樹は平然と、一仕事終えたことへの満足した笑みを浮かべて僕に手を振っていた。
大鎌は、彼女の手を離れると突然霧散し、吸い込まれるように彼女のペンダントの中へ入っていった。
・・・・ドラ○もんのポケットか?
「あれ?どうしました?そんな、お化けでも見たように真っ青な顔で。」
そんなこっちの気持ちも知らずにあっけらかんとした表情で夏樹は目の前に立っていた。
「いや・・・あの・・さ・・。お前、生きてるよな?」
「はい?」
「いや・・その・・確かに・・僕の目の前で・・君が・・・」
「・・・・・え?・・・まぁ、一種の残像ってやつなんじゃないですか?ほら、私はこうして立ってますし。」
「残像・・・・?」
「そそ。ほら、よくTVアニメとかでもあるじゃないですか。倒したと思った敵は実は残像で、その主人公の背後で敵が笑いながら立っているっていうシーンとか。」
「あ〜・・・納得できるようなできないような・・・。」
確かに見た、はずなんだけどな・・・。けど、確かに思い出したくない映像でもある。それにこうして彼女が無事にいるのならいいか。
「まぁ、お前が無事ならそれでもいいや・・・。で・・あの御遺体はどうすんだ?」
僕は、そう言いながら、今も街灯の明かりの中で無残な姿で倒れている死体を指差す。さっきまでの動きが嘘のようにソレはピクリともせず、完全に死んでいた。いや。死体が死ぬって表現もなんかおかしいか。
「どうするって・・・・。持って帰りたいですか?」
「んなわけあるか!って、あのまま放置して帰るのか?!」
「大丈夫ですって!きっと、第一発見者の方がご丁寧に叫び声を上げて、近所住民に知らせてくれますから♪ほら、非難信号のサイレンみたいに。」
「・・・・・・・そうか。やっぱ、兄妹なんだね・・・あんた達」
なんて言うか。瓜二つ?違うのは外見だけで、中身はそっくりだ。
「ふぇ?なんか言いました?」
「あ〜・・なんでもない。気にしないでくれ。それと、もう1つ聞きたいことあるんだけどさ。」
「なんです?」
「なんつーかさ。随分と、手際よかったよな・・。ほら、まるでこんなことが起こるとわかってたみたいに。」
「・・・・・・・・・・・あ・・ははは・・まっさかぁ・・・私は・・そんな・・・えへへ・・・わかりませんって・・・」
さっきの戦闘では汗1つかかず、息も荒げずに勝利した本人とは思えないほどに、汗をダクダクとだし、顔色がさっきの僕並みに青ざめていく。
あ〜・・・・この人って・・・
「・・・・ごまかし方下手すぎだろ。」
「いや。あの。ほんとは、こんなに早く向こうが食いつくとは思ってなくて・・・」
「なんだ、その・・人を魚の餌か、何かみたいに例えやがって!」
「ま、まぁまぁ・・・。とりあえず、お兄ちゃんのとこ行きましょ!話はそれからですって!うん!」
「・・・なんで?!」
「いや・・ほら。なんだかんだ言って、私よりもお兄ちゃんのほうがこういったこと、詳しいし・・・」
・・・こういったこと?人を餌に何かをたくらんでいたってことか?なんか、あの人なら、普通にそれをやってのけてしまいそうで怖い。
「・・・・むぅ。じゃあ、いいけど。・・・その前に寄りたいところがあるんだけど・・いいか?」
「へ?ん〜・・・・まぁいいですけど・・・・。」
「よし。んじゃ、早速行くか」
僕は、Uターンし、哀れな遺体をそのままに、駅のほうへと歩いていった。そのときになって、自分の足が震えて、うまく歩けなかったのはここだけの秘密だ。
それからしばらくして、
大きな中年女性の雄たけびのような悲鳴が響き渡ったのは言うまでも無い。
*
そこはすきま風の音さえ、なかった。 古い日本家屋のためか、天井は傷み、畳は本来の色を失っていた。
そんな今にも崩れ落ちそうな部屋の中で、2つの影が揺れ動く。
最初に喋りかけたのは大きい影だった。
「・・・止マッタ・・・カ・・・」
「・・・・アア・・・。信ジラレナイナ・・・マサカ、一瞬デ破壊サレルトハ・・・」
小さい影は、まだ何処か動揺しており、体を小刻みに震えさせている。
「ダガ・・・問題アルマイ・・・。ヨウヤク・・・アレガ見ツカッタノダ・・・・」
「アア・・・。長カッタ・・・本当ニ長カッタ・・・。60年モカカッテシマッタ・・・。デモ、コレデヨウヤク我々ノ目的ガ達成デキル・・・。」
「・・・・アレガ完成スレバ・・・キット・・・アノ方モ喜バレル・・・。戻ッテキレクレルハズダ・・・」
「ソウ・・・早ク・・・早ク・・・完成サセネバ・・・。ダガ・・・『カイ』、ドウスル?最後ノ最後デ危険ナ人間ガ立チハダカッテイルゾ?」
「・・・問題ナイサ、『ライ』。確カニ1体デハ相手ニナラナカッタ・・・ダガ・・・」
『カイ』という名の大きい影は、ゆらりと動き、後ろを振り返った。
「コチラノ貯蔵ヲナメテハイケナイ。無駄ニ60年モノ歳月ヲカケテキタワケデハナイ。」
その背後には、幾人もの人型が立っていた。その瞳に生気はなく、ただ動いているだけの存在だった。綺麗な体のものから、遂先ほど、墓から出てきたかのように体が崩れそうなもの。それらの性別、人種、年齢層に統一性はなく、金髪の女性から、黒い肌の老人まで、様々な姿の人型が立っていた。
それこそ、何十・・・何百・・・・いや、何千という死体が。
「サァ・・・行ケ・・・。我ガ人形達ヨ・・・今宵、夜ノ世界ニ舞イ降リロ・・・。」
ただ、何かを殺すために動く死体は、新しい死体を作るために、外界へと溢れ出て行った。
<続く>
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あとがき
こんにちわ。作者の鳥吉です。 いきなりこんなこと言うのもあれですが・・・
なんていうか。思うようにはいかないものですね。
私の小説の書き方っていうのは、特に何かに書き取って文章を仕上げていくタイプではなく、どちらかというと、書くまで構想を頭の中で練っていて、それをいざアップするときに書き出すタイプなわけです。 言うなれば、予行練習無しのぶっつけ本番タイプ。
と言いますか。基本、メモを取るのが嫌いと言うか、面倒臭いことが苦手なタイプなので・・・。
・・・・しかしねぇ。。これが最近、とってもとっても駄目なんじゃね?ということがわかってきた気がします。
面白い展開とかが浮かんでも、それを何かに書かないものだから、いざ書いているときに思い出せないことがしばしば。面白い内容というのは、特に寝る前に飛び出てくるんですが、『まぁ、明日も覚えているだろう。』なんて気持ちになってしまい、そのまま熟睡。 無論。内容なんて覚えているわけも無く、いつも布団の上で声にならない悲鳴をあげるのです。
やはり、メモ、下書きは大切ですね。
今度は、枕元にメモ帳でも用意しておくとしましょう。
2008/03/03 (月) / 15:13
Nameless-Wizard Chapter.35 「Red crescent moon」 /
HOME / 『僕らが生まれた あの日のように』
コメント
銀蛇さんへ
いや、ほんと。作者にとっても書きやすくてとても便利です。
ゾンビの大群も現れ、ようやく最終決着へ向けて、一直線に前進中です。一騎当千、兄妹無双になることはあるのか、ないのか・・・。
次はいつ更新になるのかわかりませんが、できる限り早く更新する予定なので、よろしくです。
2008/03/04(Tue) 12:48:22
なんか夏樹の大鎌って便利ですね。
出し入れ自在w
そして、ゾンビの大群きた;;
これは……バイオハザード!?(をぃ
こんな軍勢にどう太刀打ちするんでしょうか;
新たな惨劇の予感が;
私の書き方もその「めんどくさがりタイプ」に分類されるかと;
メモは取りませんね;;
2008/03/03(Mon) 20:46:29
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